ピアノを習う理由

ピアノを習っている人、習ったことのある人は大勢いる。

子供の頃習っていました。という人はだいたい3年から5年、長い人だと10年ぐらい習っていたりする。

なのに、’’なんか弾いてみて!”というと、”今はもう無理です”という。

今現在習っているという人でも、”急には無理です”とか ”曲がないです”といって自ら進んで披露するという人はほとんどいない。

ピアノ習う意味無くない?

 

弾いてみてよ。といった人は、なにも30分の大曲を演奏してくれることを望んでいるわけではない。

軽い気持ちで言っているわけだから、そう言われたらほんのちょこっと、例えばきらきら星の最初だけでもいいから演奏すれば、その場は盛り上がるし、すごいね!といわれて自分も気持ちがいい。

 

ピアノのお稽古って楽ではないし、過去にそれだけのお金と労力を費やしたはずなのに、いざという時に役に立たないというのは、なんかおかしくない?って私は思う。

 

だから私は生徒に自分のレパートリーとなる曲を徹底的にやらせる。ハノンやチェルニー、バイエルはレパートリーはならないので、最小限必要な時だけ練習してもらう。

 

プロになるわけでもないのに、基礎練習ばっかりで、いつまでたってもたってもレパートリーが身につかない。基礎練習をたくさんやったわりには、リズムや音符をあいまいにしか理解していない。    で、結局イやになってやめてしまう。。

 

私の教え方は、生徒にやりたい曲を聞いて、生徒がやりたい曲があるのなら、まずその曲から練習していく。可能か不可能かはやってみなきゃわからないし、たとえ難しくても挑戦する手助けをするのが先生の役目であると思うから。

生徒も受け身だとうまくならない。先生が与えた曲よりも自分でやりたいと言って選ぶと、後には引けなくなるので、頑張る傾向にある。

 

どうせピアノを習うんだったら、特技はピアノです!喜んで披露できるくらいじゃないと習う意味ってあんまりないような気がする。。。。